関西支部
第53回 関西一線展
関西支部長 吉田 精一
- 会 期 …令和6年7月17日(水)~21日(日)
- 後 援…奈良県・奈良市・ホルべイン画材㈱
- 会 場…奈良市美術館
- 来場者数…531名
第53回「関西一線展」を7月17日(水)~21日(日)の5日間、奈良市美術館で開催しました。例年にない暑さの中、沢山の来場者に鑑賞していただき盛況に終えることができました。昨年度に引き続いて開催した奈良市美術館は商業施設ミ・ナーラ5階にあり、来店客の方々にも来場していただきました。
出品者数33名の内、一般から6名の出品があり、30号以上の大作27点・30号未満の小品は43点の計70点を展示しました。
初日2日目と本部より高木八重子先生が足を運んでくださってご高覧・ご指導いただきました。また、懇親会にも参加いただき、関西支部が益々発展するよう、励ましの言葉をいただきました。
4日目には講評会を行いました。講評は川畑 太 先生(日本人物画協会会長・日本美術家連盟会員・白日会会員)(奈良在住)にお願いしました。先生には今春の講習会で講師としてご指導を受けており、今回も一人一人丁寧なアドバイスをいただきました。また、他美術団体の先生方にもご高覧いただきご講評を受ける場面も見られました。
今回の関西一線展でたくさんのアドバイスや感想・貴重なご意見を頂戴し感謝申し上げます。私たちはこれらをしっかりと受け止め、本展に向けなお一層磨き上げた作品が制作できるよう励んでいきたいと思います。
関西支部講習会「油絵薔薇の実習講座」
関西支部長 吉田 精一
関西支部では4月の総会後に他団体から活躍されている先生を招聘し、講習会を行っています。本年度は4月7日(日)に近鉄学園前西部公民館5F創作室で「薔薇の実習講座」を開催しました。会場の都合上、25名を上限としましたが、参加人数25名と盛況に行うことができました。
講師として川畑 太先生(日本人物画協会会長・日本美術家連盟会員・白日会会員)にお願いしました。講演の内容は①薔薇の構造・花弁の形や花と茎の付き方・葉と枝の関係②刷毛を使っての表現・ローラーを使っての表現・ナイフや筆を使った表現③絵の具の混ぜ方と発色の関係④背景の光とらえ方や空気感を出すための工夫、等々でした。実際に描きながら具体的に解説してくださいました。
ガラスの花瓶に生けた薔薇を描きながらの講習でしたから、先生の一筆一筆に参加者は身を乗り出して見入っていました。動画や写真に撮りためる人もいました。また適宜、参加者から様々な質問が出ましたが、先生はわかりやすく丁寧にそしてユーモアたっぷりに答えてくださいました。一時間の実習が瞬く間に過ぎていきました。この一時間で先生の作品はかなり仕上がったように見えたのですが先生にお聞きすると、あと10時間程度をかけて仕上げるとのことで、参加者から驚きの声が上がりました。実習後も参加者各々が先生に質問し答えていただく場面も見られました。 教えていただいた内容は多岐にわたっていたので参加者それぞれが心に刻んだ事柄は違うと思いますが、明日からの実践の糧となるでしょう。私自身も動画を撮った一人ですが、現場での講習会で味わう感動にはかないません。今後の作品制作に生かしていけるすばらしい講習会でした。
奈良グループ展
第15回 一線美術会・奈良グループ展関西支部 市川紘子
〇会期・・・・令和6年3月13日(水)~17日(日)
〇会場・・・・ギャラリーGM・1
〇出品者‥・30名
第15回・奈良グループ展を3月13日(水)~17日(日)ギャラリーGM・1で開催しました。
会期中は天候もよくコロナ対策が緩和され、ギャラリー内は楽しく鑑賞できて良かったと思います。
いつものように、初日の展示した後、各自、作品の制作についての講評会をしました。
一人1点の小作品(4号~8号)ですが30名の出品者がありました。
初出品者は3名いて、個性豊かな力作が多く、感動しました。4年ぶりに懇親会をすることができ、
初参加者もありなごやかな時間が持てました。狭いながらも落ち着いたギャラリーと好評で、大阪・
京都方面から観覧者があり、先輩方のご意見ご指導を頂き 盛会裏に終わることができました。
2024スケッチ旅行実施のご報告 一線美術会関西支部 目黒三明
何事も競い合ってこそ上手くなると申しますが、競い合うだけでは長続きしません。競い合う中にもお互いを知り合う機会が必要であり、それがスケッチ旅行実施の本来の姿かと存じます。
さて、この度関西支部では5月19日(日)〜20日(月)にかけて、兵庫県香美町・香住海岸岡見公園〜豊岡市出石城下町の
2カ所でスケッチ旅行を実施致しました。一線美術会所属の方々の他に5名の他美術会所属の方を含め総勢19名でにぎやかにスケッチを致しました。天候にも恵まれ楽しく写生が出来たように思います。
そして、夕食、昼食とも一同に会し、お酒も入り絵の苦労話やご自身の心境等笑って話し合えたことにより昨年より一層親密度が上がったようです。こうした事実を今回不参加だった方々へ報告することでスケッチ旅行参加への意識付けになり、必ずや近い将来参加者が25名、30名と増加することを信じて疑いません。そしてこのことが絵を続ける動機につながり、また一線美術会への参加者の増加に繋がるものと確信致しました。